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2014/12/18

荒海ホタテの約束 その2

「岩手野田村 荒海ホタテ」の約束
 
2.どんなに波が荒くても、潮通しがよく、水質がきれいで、ホタテのエサとなるプランクトンが豊富な
外海での養殖にこだわります。
 


岩手県北東部にある、太平洋に面した野田村。



ホタテの養殖は一般的に内湾で育てますが、荒海ホタテはこの様な外海で育てられます。
潮通しがよくて水質がきれいな為に、ホタテのエサとなるプランクトンが豊富です。
身が貝の殻の大きさに限りなく近く、肉厚で他のホタテよりも成長が早い荒海ホタテを育てているのは、まさにこの荒れた外海のおかげ。



そして、ホタテには天国でも、実は漁師にとってはとても過酷な環境です。
作業をする為に沖に出るのは、天気の良い日中だけではありません。
まだ薄暗い朝方での作業や、霧によって海上での視界がほとんどなくなってしまう日もあります。
更に海が荒れた日には、養殖現場まで行くことを断念する事もあり、漁師は常に危険と隣り合わせです。



近くの内湾で養殖するよりも遥かに労力が必要な荒海ホタテ。養殖なのに命がけ。
しかし、その荒海ホタテのホンモノの美味しさにこだわる荒海団は、日々汗水流すのです。


 

2014/12/11

【告知】野田ホタテまつり




荒海ホタテの大直売会となっております。是非お誘い合わせの上、お越しください。
会場までの地図や、出店者などは野田村観光協会ホームページをご覧ください。

 

2014/11/27

荒海ホタテの約束 その1

「岩手野田村 荒海ホタテ」の約束

1.他産地の稚貝は使用せず、自前の海で採取したラーバ(ホタテの幼生)を自前の海で育てます

 


こちらが野田村の外海で採取したラーバ(ホタテの幼生)です。
肉眼ではなかなか見えませんが、顕微鏡で覗くと、この様にホタテだと分かります。



まだ1mmにも満たないこのホタテのラーバは、北の海から親潮にのって海中を浮遊しながら野田村の海に流れてくるのです。
3cm程に大きくなった種苗用の稚貝を他産地から購入して養殖を始める産地もありますが、野田村は一から育てています。
種苗を外部から持ってきた場合、ホタテに害を及ぼす寄生虫や、貝に穴を開けるポリドラという虫が漁場に持ち込まれてしまう危険性があります。
野田村では、全て天然種苗で育てているので、これらを持ち込むリスクがありません。



ラーバの時は外側の玉ねぎ袋の網目から中へ入り、内側のテグス網に付着をします。
荒海に揉まれて大きくなると、玉ねぎ袋から出られなくなるという仕組みです。



荒海ホタテは、自前の海で、この様な採苗器で採取し、自前の海で育てています。
野田の海のホタテの赤ちゃんを、野田の海で育てる。平凡なことの様に見えて、良質なホタテを育てるための大切な第一歩。

安全で美味しく育てる手間暇は、まずは最初の約束ごとから始まります。

2014/10/24

荒海団、新横浜に行く!



こんにちは。荒海団の町田です。
先月、新横浜にある「HANZOYA」というフレンチレストランのお店で、荒海ホタテを使用したレストランイベントが開催されました。
「岩手県野田村で獲れた美味しい荒海ホタテの素晴らしさ、そして普通のホタテとの違いを是非、首都圏の方にも味わって欲しい。」
実際に野田村にも訪れ、荒海ホタテに惚れ込んでお使いいただいている「HANZOYA」加藤シェフのそんな思いとスタッフの皆様のご協力からこのイベントが実現しました。




こんなにもお洒落なお店は当然初めての荒海団の面々(笑)
漁師である荒海団の外舘団長も、さすがに緊張をしつつ、ご来店頂いた皆様にご挨拶。






加藤シェフが自らお客さんの前で荒海ホタテをむきます。
「殻もだけど、中身のキレイさ、透明度は、他の産地ではここまで出ない」と、料理人ならではの説明をして頂きました。フルコースのスタートとなったこの場面(ホタテ開き!)では、実際に他産地のホタテも取り寄せて、比較しながらその“明らかな違い”をご紹介いただきました(ある意味反則技!?)



実は荒海団の漁師たちは他産地のホタテをあまり知らなかったりします。
全国各地の食材を使う料理人は、その細かな違いを料理に合わせて見極めています。
そんな料理人の方に「美味しい!」との言葉を貰うと、まず漁師たちは、「え、そんなに?」と驚きます。これは昔から自分たちが日常的に食べているから気付かないとの事。
そして、やがてその声が増えてくると、やっぱり美味いんだと確信するのです。



自分達が汗水流して育てたものを、美味しく料理して素敵な場所で一緒に食事をする。
仕事が忙しい漁師たちは、そういう場に行く機会はなかなかありません。この荒海団1人1人が紹介され、その手間暇や養殖技術、そして何より荒海ホタテの品質に盛大な拍手を頂戴し、美味しいとの声を直接聞けたのは本当に嬉しく、是非また皆様に召し上がって頂きたいという原動力になりますね。
大切に育てた素材を大切に美味しく調理していただき、たくさんの方が笑顔になる。まさに荒海団冥利に尽きる時間となりました。






今回のイベントでご協力していただいたHANZOYA関係者の方々
そしてご来場頂いたお客様、誠に有難う御座いました。

 

2014/09/02

荒海ホタテの赤ちゃん



こんにちは。荒海団の町田です。
8月になると野田港ではホタテの「1次分散」という作業を行います。
これは、まず毎年桜の咲く5月頃に野田村の海でラーバ(ホタテの幼生)を採取する為に採苗器(玉ねぎ袋の中に、テグス網を入れたもの)を沖合に仕掛けます。




まだ1mmにも満たないホタテの赤ちゃんは、この時期、北の海から親潮にのって海中を浮遊しながら流れてくるのですが、ホタテの習性によりこのテグス網に付着するんです。
「テグス網が無い時代は杉の葉を仕掛けていたんだよ~」とは荒海団のベテラン漁師のお言葉。



水質がきれいで栄養も豊富な野田の外海で夏まで過ごしたホタテの赤ちゃんは、この頃になると8~10mmくらいの大きさに成長します。
8月初旬、採苗器を水揚げし、ホタテの赤ちゃんを取り出して三角ネットに入れ替える作業を行いますが、これを「ホタテの1次分散」といいます。



作業はまず、大きめのタンクに海水を沢山貯めて、採苗器の中からテグス網を取り出しタンクの中へふるい落とします。



次に「子おとし」と呼ばれる9mmや10mmの丸い穴が開いたものを使って分けていきます。
他の貝に栄養を取られないよう、シュウリ貝や他の小さな貝を取り分けながら作業を行っていきます。



そしてこの小さなホタテの稚貝を、三角ネットに入れていきます。
三角ネットは12段連なって1セットになっていて、これを1連と呼びます。
1段(1ネット)に約50個のホタテを入れるので、1連で600個のホタテを収容します。
1段に入れる数量が多すぎると栄養を取り合ってしまい、良いホタテは育ちません。
ホタテの「質」にこだわりながら、作業は続きます。



今年は8,218連(4,930,800個)のホタテを確保して1次分散を無事終了しましたが、昨年と比較して約1割増しですが、それでもまだ震災前の約5割程度にとどまっています。
1次分散が行われる8月は気温が高い状態が続きます。
ホタテは温度に対してとてもデリケート。1秒でも早く海に戻してあげるため、迅速な作業が求められるのです。
そして、この小さくて可愛い稚貝は、潮通しが良く餌となるプランクトンが豊富な野田村の荒海に揉まれすくすくと成長します。
この自前の海でホタテの赤ちゃんを採取し自前の海で育てるというのは、他の産地ではなかなか無い、荒海ホタテの大きな特徴、そしてこだわりの一つです。まさに“水があっている”おかげもあり、冬を越しても生存率が高い健康で優秀なホタテの稚貝が育ちます。



そして、分散作業は1次にとどまりません。
荒海団の漁師はホタテにとって良好な栄養状態を維持する為に、成長を阻害する他の貝の除去作業やネットの中のホタテの枚数調整などをきめ細かく行います。
分散作業はこのあとも、2次、3次…と続いていくのです。
波の荒い外海という環境と漁師の技術、手間ひまの積み重ねが、通常よりも成長の良い肉厚で素晴らしい味わいのホタテを育むのです。
 
その荒海ホタテになる可愛い稚貝の元気な様子を、映像で撮りましたので是非ご覧下さい。
荒海ホタテの赤ちゃん】 ※YouTubeのページへ移動します。

2014/08/08

荒海団結団式






こんにちは。荒海団の町田です。
もう一カ月以上も経ってしまいましたが、去る7月7日に行ないました我々荒海団の結団式の様子のご報告です。
我々自慢の荒海ホタテ。このサイトでも荒海ホタテの特色をご紹介していますが、この手塩にかけた荒海ホタテをもっと色々な人に味わってもらうために作ったのが「荒海団」です。
漁師って日頃はひとりひとり独立しているんですが、折角ほかの地域と違ったものに育て上げているし、それに我々は人口4,600人のとても小さな村ですし、団結しながらホタテづくりに取り組んで行ってもいいのかなと思って、「荒海団」になりました。





その決起集会が今回の結団式。みんなでステージに並んだときは緊張しましたね。漁友会の外舘会長もいつものひょうきんぶりを封印していました。
こうやって結団宣言してみると身も引き締まる感じです。一見、荒海に臨む荒くれ男に見えなくもないですが、まじめにホタテづくりに取り組む心意気はひとつ。
これからみんなで頑張っていきます。宜しくご支援ください。



結団式は、村長や野田村漁協の小野会長はじめ色々な人がご挨拶され、元サッカー日本代表の小村さんにも「名誉団員」になっていただいたりしました。とても晴れがましく嬉しかったですね。





そんな中、「荒海団」がとてもうれしく思ったのが、村の小学生や中学生が集まってくれたこと。
中学生は、一生懸命太鼓の演奏をしてくれました。とても素敵な演奏でした。
もちろん、「なもみ太鼓の会」の演奏も。その盛り上がりのなかで初出荷のトラックが発信した時は、これから始まる仕事にドキドキしました。







そして子供たちも交えて一緒にホタテや村の産品を港で食べたとき、その笑顔、美味しそうに食べてくれる表情、なににも代えられない宝だなと思いました。
考えてみたら、我々の育てた荒海ホタテ、これまであんまり村内の人たちにきちんと食べていただく機会ってそんなに多くなかったなと。
こうやって普段は子供たちがあまり訪れない漁港に足を運んでもらったり、日頃、食べる機会の少ない村の産品を味わてもらったり、自分達の住む村のことをいっぱい知ってもらって、村が一丸になっていく感じがして、それがまた「荒海団」の力になっていくんだな、と我ながら勝手に感慨深く感じ入ってしまいました。
自分達は野田村っこなのだ!という意識に我々「荒海団」が寄与できたのであれば、本当に嬉しいです。



はたと振り返ると、この結団式からもう一カ月経っているんですね。立ち上がりからあれよあれよと追われているうちに一カ月。
これからもこうして時々荒海団のお知らせをアップしていきますので、宜しくお願いいたします。